川島なお美さん、病院抜け出し“内助の功” 夫・鎧塚氏が明かす 

[ 2016年11月28日 12:05 ]

川島なお美さん、鎧塚俊彦さん夫妻
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 昨年9月24日に胆管がんで亡くなった女優・川島なお美さん(享年54)の夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(51)が28日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」(月~金曜前8・00)に出演。なお美さんの遺志を継いだ新たな挑戦などを伝えた。

 
 番組では、先月、フランス・パリで行われた世界の名店が集まるチョコレートの祭典に初出展した鎧塚氏に密着。出展したチョコレートは、2010年になお美さんとともに開園したエクアドルのカカオファームで収穫したカカオを使ったもので、作品発表の裏には、なお美さんの協力もあったという。

 2014年1月に国内で作品発表会を行った時のこと。この時、なお美さんは手術のため入院中だったが、夫の晴れ舞台のために病院に外出届を提出して来場。何も食べられず点滴だけの日々だったにもかかわらず「ペロっと食べてくれまして。『病院を抜け出して来ただなんて誰も思わないわね』って…」と明るく振る舞って内助の功を見せていたという。

 なお美さんが亡くなる17日前に行った会見も振り返った。激やせぶりに周囲から心配する声が挙がっていたが、その時も病気の事実を公表することを拒否。その理由として鎧塚氏は「絶対治ると信じていたというものあるし、人に迷惑をかけたくなかったのだと思います」と話した。

 また、なお美さんは親しい友人に鎧塚氏の印象について「仕事に対する情熱、信念を貫けるか。それがない人はダメ。彼の仕事への姿勢が好き」と語っていたといい、友人からその言葉を伝えられる場面も。その鎧塚氏は25日、集大成として都内に新店舗をオープン。なお美さんとつくった自家農園を引き継いでいく決意を語り「必ず良いものに仕立てていきたい」と力強く誓っていた。

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2016年11月28日のニュース