笑福亭三喬 7代目松喬を襲名「師匠が大きくした名前、しっかり落語を」

[ 2016年8月25日 14:44 ]

7代目笑福亭松喬を襲名するこになった笑福亭三喬(大阪松竹座で)

 松竹芸能は25日、大阪ミナミの道頓堀角座で会見し、笑福亭三喬(55)が来秋、7代目笑福亭松喬を襲名すると発表した。

 
 6代目松喬は2013年7月30日に肝臓がんのため62歳で早世。松竹芸能が15年秋、一番弟子である三喬に7代目松喬襲名を打診した。遺族への気遣いもあって「七回忌の後ではどうか」と三喬は先送りを考えたが、周囲からの勧めもあり、また他に跡目を継ぐ者もおらず、今春には襲名を決断した。7月30日の師匠の命日に行われた追福興行「松喬十六夜 最終夜 新たな旅立ち」を無事に終えたことで、この日の発表となった。
 
 「十六夜にひと区切りがつきました。自分としては名前が変わるだけで、中身は変わりません。師匠が大きくした名前なので、勝るとも劣らないよう、しっかり落語をやる立場にならないと」
 
 三喬は抱負を語った。10月29日に大阪松竹座で開かれる三喬として最後となる「第7回三喬三昧」では「らくだ」「崇徳院」「道具屋」の3題を披露する。特に師匠が得意とした「らくだ」には初挑戦。「大阪の下町の子でない私ですが、自分なりの“らくだ”ができれば。師匠の“らくだ”をマネしても追い越せない」と意欲十分だ。
 
 11年に6代目を継いだ桂文枝とは「長男(一番弟子)は責任あるよなあ」と話したそうで、笑福亭仁鶴からは「君の歩幅で歩けばいい」とエールを贈られた。また、笑福亭鶴瓶からは「君ら若い世代が上がってくるのは、上方落語協会にとっていいこと」と励まされたそうだ。

 ◆笑福亭三喬(しょうふくてい・さんきょう)本名・井田達夫(いだ・たつお)。1961年3月4日、兵庫県西宮市生まれの55歳。県西宮高から大阪産大を経て83年に笑福亭鶴三(6代目笑福亭松喬)に入門。当初は笑三(しょうざ)を名乗り、87年から三喬に改名した。盗人噺(泥棒が出てくる噺)が得意で「泥棒三喬」の異名もある。上方落語協会理事を務める。

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