小倉智昭氏、恩師を悼む「巨泉さんがいなかったら司会をやってない」

[ 2016年7月20日 10:17 ]

「とくダネ!」の小倉智昭キャスター

 テレビ司会者、放送作家などマルチタレントとして人気を博した大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名・大橋克巳=かつみ)さんが12日午後9時29分、急性呼吸不全のため千葉県内の病院で死去した。82歳。大橋さんを師と仰ぐキャスターの小倉智昭氏(69)はフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜前8・00)の生放送で訃報を伝え、その死を悼んだ。

 「僕は巨泉さんがいなかったらこうやって『とくダネ!』の司会をやっていなかったですね。本当に僕の師匠だったし、恩人でした」と感謝した小倉氏。「12日に亡くなったのを聞いて相当うろたえました。おとといお通夜で最期のお別れをしてきたのですが本当に細くなっちゃって、巨泉さんの面影がなかったですね。長年のお礼をありがとうございましたと言ってきました」と明かした。

 47年間連れ添った妻・寿々子さんから病状について聞いたといい「去年の暮れに腸閉塞になって痛みがつらく、あまり食べられなくなった。年が明けて体重も減ってきて歩けなくなって4月から辛い状況になって近所の病院の集中治療室で最期を迎えました」と説明。「最期は言葉も話せなくなってしまい、それまで巨泉さんは口うるさい人ですからあれこれ奥様にも注文をつけたりするんですが、最期には『ありがとう』しか言わなくなって…言葉も出なくなってきたら手を見せて3と9と示してサンキューってやったんですよって」と巨泉さんと寿々子さんのやり取りについて話した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月20日のニュース