勘九郎、猿飛佐助でノーバン始球式 不思議な縁に“虎党”宣言

[ 2016年7月20日 07:40 ]

歓声に応え勝ち名乗りをあげる中村勘九郎

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(34)が19日、阪神甲子園球場で阪神―巨人戦前のファーストピッチ・セレモニーに参加した。主演映画「真田十勇士」(監督堤幸彦、9月22日公開)で演じる猿飛佐助の衣装で、初挑戦にしてノーバウンドの見事な投球。会見では、虎党を宣言した。

 最初は「ひいきのチームはない」としたが、2週前には東京ドームの三塁側で同カードを長男と観戦し、阪神OB・田淵幸一氏の長男でフジテレビの田淵裕章アナ(34)とは青山学院高等部までの同級生。自身の本名は「偉大なる掛布さんと同じ“まさゆき”で、大の阪神ファンの叔父(中村福助)からも(野球に関する)教育を受けた」と、阪神との不思議な縁を次々と語るうちに心が動いたのか、最後は「公言しましょう、阪神ファンです!」と言い切って、笑わせた。

 同作では大坂の陣で幸村と共に奮闘するが、マウンドでも投球後に徳川軍に扮する打者に刀を振り下ろすパフォーマンスを披露。「東方を斬ってやりましたよ」と江戸っ子ながらニンマリし、西方・阪神にも「どんでん返しを起こしましょう!」とエールを送っていた。

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