「HOWマッチ」共演者が明かす、巨泉さんの天才的な司会術

[ 2016年7月20日 14:10 ]

大橋巨泉さん

 フリーアナウンサーの西村知江子(64)が20日放送のテレビ朝日「ワイド!スクランブル第2部」(月~金曜後0・30)に生出演。12日に亡くなったタレントの大橋巨泉さん(享年82)をしのんだ。

 西村アナは83年から90年まで「世界まるごとHOWマッチ」(TBS)のアシスタントを務め、司会の大橋さんをサポートした。

 最後に大橋さんと会ったのは、1月下旬に永六輔さん(享年83)と共演したテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜正午)の収録現場だったといい、「痩せていたのでビックリしましたが、お話をしたらとても元気そうだったので少し安心していました。ただ、その後に巨泉さんの周りにいる方に伺ったら、収録が大変で疲れが出たそうで…。覚悟はできていたのですが、けさ(訃報を)聞いて物凄くショックでした」と最後に会ったときの様子を語った。

 「徹子の部屋」の収録中は「徹子さんと3人でとても楽しそうで。永六輔さんもかなり身体が弱っているように見えましたが、3人で和気あいあいとしていました。巨泉さんはいつも通りの喋り方でただ痩せているだけという感じでした」と振り返る。

 巨泉さんの印象について「みなさん、わがままだという印象があると思いますが、実は違います。とても心遣いのある優しい方で、愛妻家でした。奥様は奥様で心から巨泉さんを尊敬しているんです。最期まで相手を思う気持ちがあったのだと思います」と述べた。

 「世界まるごとHOWマッチ」では解答者の石坂浩二(75)やビートたけし(69)との当意即妙なやり取りが人気に。「(細かく喋る内容が記された)台本はありませんでしたが、収録時間は放送時間とピッタリでした。他の出演者も収録のすぐあとに予定が入れられたのです。収録が延びることがないので」と大橋さんの天才的な“仕切り”に感服したと明かした。

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2016年7月20日のニュース