「ローマの休日」宝塚版 早霧せいな“難産”も熱演誓う、3都市で上演

[ 2016年6月13日 21:00 ]

「ローマの休日」宝塚版公開稽古でローマを巡るシーンを熱演するジョー役の早霧せいな(右)とアン王女役の咲妃みゆ

 オードリー・ヘプバーン主演の名作「ローマの休日」宝塚版の公開稽古が13日、名古屋・中日劇場で行われた。

 雪組トップスター早霧(さぎり)せいながグレゴリー・ペック演じた新聞記者ジョーを、トップ娘役の咲妃みゆがアン王女にふんしての熱演。映画にも登場する「真実の口」やスクーターに2人乗りしてローマの街を駆け抜けるシーンなど名場面もふんだんに盛り込まれた。

 早霧はこれまでにも「ルパン三世」や「るろうに剣心」など映画やアニメなどでヒットした作品を次々に成功させた実力者。しかし、今回は特に“難産”だったようで「ルパンなどはいろんなストーリーがあって、その中で宝塚版をお届けしましたが、今回は映画のイメージが強すぎてなかなかペースがつかめなかった」と明かしていた。それでも劇団随一の芝居巧者らしく、ジョーの細かな心の動きも表現。「少しでもお客様にほっこりしていただけるよう頑張ります」と熱演を誓った。

 公演は同劇場で14~19日。東京公演は25日~7月10日=赤坂ACTシアター、大阪公演は7月30日~8月15日=梅田芸術劇場と3都市で上演するのも話題。

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2016年6月13日のニュース