「とと姉ちゃん」自己最高の週間平均視聴率23・4% 10週連続大台超え

[ 2016年6月13日 10:06 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務める高畑充希

 女優の高畑充希(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)の第10週の平均視聴率は23・4%(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)だったことが13日、分かった。第6週で記録した23・2%を上回り、自己最高を更新。また、10週連続して大台を突破した。

 週間平均は第1週21・7%。全156回を通じた期間平均23・5%で今世紀最高を記録した前作「あさが来た」の第1週平均20・3%を上回った。第2週以降は22・1%、第3週と第4週はともに23・1%、第5週は22・9%をマーク。第6週で23・2%を記録した。第7週は22・9%、第8週は22・7%、第9週は22・9%だった。

 各日の番組平均は、6日23・1%、7日23・5%、8日24・6%、9日23・5%、10日22・8%、11日22・7%だった。

 昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描く。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子。

 朝ドラ通算94作目。ドラマ「怪物くん」「妖怪人間ベム」、映画「ガチ☆ボーイ」「信長協奏曲」、アニメ「TIGER&BUNNY」などで知られる西田征史氏(41)が脚本を担当。演出は大河ドラマ「軍師官兵衛」などの大原拓氏ほか。主題歌「花束を君に」はシンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(33)が書き下ろし。5年半ぶりに音楽活動を再開した復帰作となった。10月1日まで全156回。

 第10週は「常子、プロポーズされる」。タイピストとして確かな収入を得られるようになった常子(高畑充希)は、竹蔵(西島秀俊)が作った家訓「月に一度皆でお出かけする」を再開しようと君子(木村多江)たちに提案する。しかし、鞠子(相楽樹)も美子(杉咲花)もお年頃。お出かけの場所や日程を家族で決めようと常子が提案しても、鞠子は大学で詩の朗読会があるといい、一方の美子は、勉強しろと口やかましく言う常子に叱られたくないと、思わず嘘をついてしまう…という展開だった。

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2016年6月13日のニュース