波瑠びっくりぽん!「あさが来た」視聴率 今世紀最高23・5% 

[ 2016年4月5日 05:30 ]

「あさが来た」のヒロインを務めた波瑠と玉木宏

 2日に終了したNHK連続テレビ小説「あさが来た」の平均視聴率が、関東地区で23・5%、関西地区で21・4%だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区では、2001年以降で最も高かった「さくら」(02年)の23・3%を超え、今世紀最高を記録した。歴代最高は「おしん」(1983~84年)の52・6%。

 主人公の白岡あさを演じた波瑠(24)は「“見ていると元気が出ます”と言っていただけるこの朝ドラに出演できて光栄に思います」と放送が終わった感想をしみじみ。あさの口癖を使って「“びっくりぽん”なこの物語が、皆さんの心の中でいつまでも生き続けますように」と願った。

 銀行経営や日本初の女子大学校設立に尽力した、幕末生まれの女性実業家の一代記。激動の時代の中で支え合う夫婦を波瑠と玉木宏(36)が演じ、スケールの大きな作風が受け入れられ、「びっくりぽん」が流行。海外で活躍していた俳優のディーン・フジオカ(35)が大阪経済の父・五代友厚役を演じて大ブレーク。“五代さまブーム”も巻き起こった。

 最終回は関東地区で27・0%、関西地区で23・4%。関東地区の最高視聴率は、あさの妊娠が分かった12月4日放送分の27・2%だった。

 制作統括の佐野元彦エグゼクティブプロデューサーは「でこぼこ夫婦の愛の物語を通じて、“近くにいる大切な人をもっと大事にしよう”という気持ちになっていただけた瞬間があったとしたら、制作者冥利(みょうり)に尽きます」としている。

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