新人賞の藤野涼子「助演賞、主演賞も受賞できる女優さんに」

[ 2016年2月17日 07:47 ]

スポニチグランプリ新人賞を受賞し笑顔を見せる藤野涼子

毎日映画コンクール表彰式

(2月16日)
 2日に16歳になったばかりの藤野亮子(16)はシックなワンピース姿で登壇。「70周年という歴史の長い映画コンクールの新人賞に名前が刻まれるのがとてもうれしいです」と笑顔を咲かせた。

 対象作の「ソロモンの偽証」のオーディションで1万人を超える候補者の中からヒロイン役を射止めた。学校の校庭で同級生の転落死体が発見される。自殺か他殺か…校内裁判で真相を突き止めようとする女子中学生を熱演した。

 頻繁にいじめが報道される昨今。藤野も「私の学校にはなかったけど、世の中からいじめが減ったらなと思いながら演じました」と振り返った。そんな藤野を祝福しに成島出監督も駆けつけた。

 神奈川県の県立高校に通う1年生。この日はたまたま学校が受験休みだったそうだが、これからも学業と女優業の両立を図る。「映画の中で刑事を演じた田畑智子さんは(毎日映コン)新人賞、助演賞、主演賞と3冠を獲得していることを知りました。私も助演賞、主演賞を受賞できる女優さんになりたいと思います」と宣言した。

 受賞後第1作「クリーピー」が6月に公開される。「岸辺の旅」で日本映画優秀賞を贈られた黒沢清監督の新作。実力派の監督から次々とお呼びがかかる新星だ。

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