原作者も太鼓判!綾瀬はるか主演で英ベストセラー小説ドラマ化

[ 2015年11月19日 06:00 ]

TBSドラマ「わたしを離さないで」に主演の綾瀬はるか(中)と、共演する三浦春馬(左)、水川あさみ

 女優の綾瀬はるか(30)が、英国のベストセラー小説を原作とした連続ドラマに主演する。来年1月スタートのTBSドラマ「わたしを離さないで」(金曜後10・00)で、原作は日系英国人作家カズオ・イシグロ氏(61)が05年に上梓(じょうし)した「Never Let Me Go(原題)」。英国で100万部以上を売り上げ、10年には米英合作で映画化された。SF的な一面を持った作品で、原作を読んだ綾瀬は「穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃は強くて、それは物語の中で運命に翻弄(ほんろう)されていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました」と感想を明かした。

 綾瀬、三浦春馬(25)、水川あさみ(32)が演じる3人の男女が、「生きる意味」を模索しながら繰り広げる恋愛物語。世間から隔離された施設で育った3人はある宿命を背負い、10歳の時に「あなたたちは特別な子供。使命を持って生まれてきた」と衝撃の事実を告げられる。悲しい運命に苦悩、?藤しながらも一人の人間として生を全うする姿を描く。

 イシグロ氏は長崎で生まれ5歳で英国に移住。自身の作品が日本でドラマ化されるのは初で「広い範囲の視聴者に楽しんでいただけることに深い満足感を覚えます」と喜ぶ。

 綾瀬が演じる恭子は、一見すると色あせたように映る30歳の女性。一方で、心が強く、愛にあふれた内面を持っている。制作サイドは「この役にはこの世代でNo・1女優の綾瀬さんしかいない」と起用した。イシグロ氏も6月に綾瀬と対面し、「役にピッタリ合うのでは」と太鼓判を押した。来月初頭のクランクインを前に、綾瀬は「シリアスな役どころで、私自身もとても楽しみ。見応えのあるドラマにしたい」と意気込んでいる。

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