清水健アナ 亡き妻にささぐ涙の大阪マラソン完走

[ 2015年10月26日 10:45 ]

ゴールして顔をおおう読売テレビ・清水健アナウンサー

 第5回大阪マラソンが25日開催され、読売テレビの清水健アナウンサー(39)が自己ベストの4時間25分14秒でゴールした。2月に妻・奈緒さん(享年29)を亡くし、ゴール後は1歳の長男を抱きかかえて涙を流した。

 “家族3人”でゴールテープを切った。今回が3度目のフルマラソンとなった清水アナは自己ベストを17分2秒縮めて4時間25分14秒でゴール。1歳になったばかりの長男を抱きしめ、目を赤くした。

 「今年は自分から走ると言ったんで、やらんとと思ってました。男として、キャスターとして。そして父として…」

 清水アナは2013年5月に結婚。昨年の大阪マラソン直前に長男を授かった。だが、今年2月に最愛の妻・奈緒さんを乳がんで亡くし、父と息子の2人家族に。「(夫婦)2人の宝物である息子の姿はあります。守らなアカンのです。3人ずっと一緒なんで」。

 その強い思いで3度目のチャレンジ。夕方帯のニュース番組「ten.」(月~金曜後4・47)でキャスターを務める勤務の合間に練習を積み、一気にタイムを縮めて走破した。完走後は同学年の「コブクロ」小渕健太郎(38)ともガッチリ抱擁。「まさか4時間30分を切れるとは思ってなかった。この一年つらいことがいっぱいあったけど、(完走して)妻も褒めてくれると思う」と目を細めた。

 「家を出る時も、走ってても寂しかった。でも…。どこまで伝わるかは分からないけど、大きくなったらママのことをしっかり伝えます。清水健は前を向きます」。3人の絆はさらに深まったはずだ。

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2015年10月26日のニュース