「このミス」オムニバスドラマ 主演は財前直見&上野樹里&檀れい

[ 2015年10月26日 08:00 ]

「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」でそれぞれ主演を務める(左から)財前直見、上野樹里、檀れい

 ミステリー&エンターテインメント小説の登竜門として最高峰とされる「このミステリーがすごい!」大賞(宝島社)とTBSがコラボしたオムニバスドラマ「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」が11月30日午後9時から放送される。

 ドラマ化する短編は「さよならドビュッシー」で第8回「このミス」大賞を受賞した中山七里氏、「ラブ・ケミストリー」で同9回大賞受賞の喜多喜久氏、「女王はかえらない」で同13回大賞受賞の降田天(萩野瑛氏、鮎川颯氏による小説家ユニット)による書き下ろし。3作品の主演はそれぞれ財前直見(49)、上野樹里(29)、檀れい(44)が務める。

 中山氏が手掛けた「ポセイドンの罰」は「花より男子」シリーズや「ウロボロス~この愛こそ正義」などの石井康晴氏が監督。東京湾を周回中のクルーザー・ポセイドン号の中で発生した密室殺人を描いた作品。捜査一課の刑事・母神響子(財前)がバディの鏑木とともに事件の捜査を進めていく。

 喜多氏による「リケジョ探偵の謎解きラボ」は「NANA」や「約三十の嘘」の大谷健太郎監督。密室殺人をテーマとしてコメディタッチのミステリーで、IPS細胞研究者の突然死に疑いを持った保険調査員の友永誠彦が妻でIPS細胞研究者の久里子(上野)とともにトリックを解き明かす。

 降田による「冬、来たる」は、「アンフェア the movie」、「きなこ~見習い警察犬の物語~」などを手掛けた小林義則氏が監督を務め、母の死で生まれ育った家に集まった三姉妹のストーリー。三女の智秋(檀)は母親の棺に入れられたあるものを見て、少女の頃の記憶がよみがえる。三姉妹の記憶の断片をつなぎあわせ、40年もの間母、娘が胸に秘め続けた真実が明かされる。

 ミステリーの案内人は昨年に続き「ピース」又吉直樹(35)、女優・樹木希林(72)のコンビ。気弱なミステリー小説家、ベテラン女性編集者に扮(ふん)し、3作品の間に2人の寸劇が挟み込まれ、ミステリードラマのテーマをさりげなく示唆するようなセリフが散りばめられている。

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