「大阪平成中村座」開幕 勘九郎&七之助らで5年ぶり復活

[ 2015年10月26日 05:30 ]

開幕した大阪平成中村座の「三升猿曲舞」で大阪城をバックに決める中村勘九郎

 江戸時代の芝居小屋を再現した「大阪平成中村座」が25日、大阪城西の丸庭園の特設劇場で開幕した。同座は2012年に亡くなった中村勘三郎さんが00年に東京・浅草で始め大阪で行われるのは5年ぶり。息子の中村勘九郎(33)中村七之助(32)らが中心となり“復活”させた。

 大阪城らしく木下藤吉郎(豊臣秀吉)ゆかりの舞踊「三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)」(昼の部)では、クライマックスで舞台後方の壁が倒れ、セットの一部のように天守閣が出現。豪華な仕掛けに満員の客席からは「おぉ~」とどよめきが起こり、「中村屋!」の大向こうと相まって最高潮に盛り上がった。公演は11月26日まで。

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2015年10月26日のニュース