「下町ロケット」第2話視聴率17・8% 初回上回る好調ぶり 

[ 2015年10月26日 09:18 ]

「下町ロケット」の主演を務める阿部寛(C)TBS

 俳優の阿部寛(51)が主演を務めるTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)の第2話が25日に15分拡大で放送され、平均視聴率は17・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが26日、分かった。連続ドラマの第2話は初回から数字が落ちるのが通例だが、初回(18日)の16・1%を上回る好調ぶり。10月スタートの民放連続ドラマ(ゴールデンタイム=午後7~10時、プライムタイム=午後7~11時)のうち、現時点で第2話で初回から数字を上げたのは「下町ロケット」のみとなった。

 今年の民放連ドラ初回視聴率1位となったテレビ朝日「相棒season14」(水曜後9・00)も18・4%→17・6%と第2話は数字を下げた。25日はプロ野球・日本シリーズ第2戦や日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」2時間スペシャルなどの強力裏番組がある中で「下町ロケット」が初回から数字を上げてきた。

 原作は池井戸潤氏の直木賞受賞作。宇宙科学開発機構の元研究員で、実家の町工場・佃製作所を継いだ佃航平(阿部)がロケットのエンジン開発に情熱を注ぐ姿を描く感動エンターテインメント巨編。池井戸氏原作をドラマ化した「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」を手掛けた脚本・八津弘幸氏、演出・福澤克雄氏が三たびタッグを組んだ。

 第2話は、佃(阿部)は弁護士・神谷(恵俊彰)の提案に乗り、ライバル企業と真っ向から戦うことを決意。しかし、その戦法は失敗すれば佃の工場にさらなる被害をもたらす、もろ刃の剣だった。安定を望む迫田(今野浩喜)や江原(和田聡宏)ら若手社員は、この戦法に懐疑的になる。その中、佃の元に、重工業を展開する大企業・帝国重工の宇宙開発事業部長・財前(吉川晃司)と主任・富山(新井浩文)が現れる。先代の頃を通しても付き合いのない大企業を前に、佃はその目的を測りかねる。財前は佃に意外な提案を持ち掛ける…という展開だった。

続きを表示

2015年10月26日のニュース