「デスノート」最終回14・1%で有終の美!中盤から右肩上がり

[ 2015年9月14日 09:25 ]

最終回14・1%を記録した「デスノート」(C)日本テレビ

 人気コミックを連続ドラマ化した日本テレビ「デスノート」(日曜後10・30)の最終回(第11話)が13日に放送され、平均視聴率は14・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。初回の16・9%にこそ及ばなかったものの、中盤から数字を上げ、15%に迫る好視聴率でフィニッシュ。人気漫画の実写化とあり、賛否を呼んだが、同局「花咲舞が黙ってない」を除き、今クールの各局連続ドラマが軒並み1桁台と“夏枯れ”する低調の中、結果を残した。番組の最後には新作映画「デスノート2016」の製作が発表された。

 第1話16・9%は今年の民放連続ドラマの初回としては最高となるロケットスタート。第2話12・3%、第3話8・7%、第4話10・6%。第5話8・2%と自己ワーストを記録したが、第6話10・2%、第7話11・6%とV字回復。第8話11・4%、第9話11・7%、第10話11・4%と推移した。

 2014年の年間視聴率3冠に輝いた日テレが好調の日曜夜に新設したドラマ枠の第2弾。原作は03年12月から2年半「週刊少年ジャンプ」に連載された原作・大場つぐみ氏、作画・小畑健氏による「DEATH NOTE」。小説・テレビアニメ・ゲーム・舞台(ミュージカル)と幅広くメディア展開された。藤原竜也(33)松山ケンイチ(30)による実写映画は06年6月に前編、同年11月に後編が連続公開され、合計の興行収入が80億円を超えるヒットとなった。

 顔を知る人間の名前を書けば、その相手を死に至らしめる「デスノート」をめぐり、ノートの所有者の大学生・夜神月(やがみ・ライト)と世界一の名探偵・Lの対決を軸に描くサスペンス。映画版で藤原が演じた月役は窪田正孝(26)、松山が演じたL役は山崎賢人(20)と若手注目株が抜擢された。

 ドラマ化にあたり、キャラクター像を変更。天才大学生の月は平凡な大学生に。Lは甘いお菓子を過剰に食べるなどの奇行を抑え、天才ぶりに焦点。新設定はインターネット上の一部で“物議”を醸した。

 最終回は、総一郎(松重豊)が死亡した現場に居合わせた月(窪田)の証言を信じた警察は、日村(関めぐみ)とメロ(優希美青)を総一郎殺害の容疑者と断定する。警察を操ってメロを捜し出し、今度こそ魅上(忍成修吾)の「死に神の目」でメロを抹殺しようとする月は、その先に犯罪のない「キラの新世界」が待っていることを信じていた。その中、月の元にメロから着信があり、メロは「必ずおまえを殺してやる」と宣言して電話を切る。月は最後の戦いに挑むことを決意。メロの潜伏先が判明し、月と魅上は指定された倉庫へ向かう。現場は激しい銃撃戦になる…という展開だった。

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2015年9月14日のニュース