中村太地さん ブラームス国際コンクールでバイオリン3位に

[ 2015年9月13日 06:23 ]

 オーストリア南部ペルチャッハで開かれたヨハネス・ブラームス国際コンクールは12日、バイオリン部門の決勝が行われ、福岡県出身の中村太地さん(25)=ウィーン在住=が3位になった。

 中村さんは決勝でブラームスのバイオリン協奏曲を熱演。「ブラームスの苦悩と心の安らぎの両面を表現したかった。今後のステップアップにつなげ、コンサートなど弾く機会をもっといただければ」と話した。

 中村さんは3歳でバイオリンを始め、現在、ウィーン国立音大で学ぶとともに、ウィーン室内管弦楽団のメンバーとして活動。これまでに若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで入賞、アラム・ハチャトゥリアン国際コンクール(アルメニア)で3位を獲得するなどしている。(共同)

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2015年9月13日のニュース