加藤武さん、最後の仕事で平和への思い「2度とこんなことしちゃ…」

[ 2015年8月9日 21:13 ]

86歳で死去した俳優の加藤武さん

 7月31日に亡くなった俳優・加藤武さん(享年86)の最後の仕事となったTBSラジオ「永六輔の誰かとどこかで 2015年夏場所」(日曜後8・00)が9日、放送された。生前7月22日の収録。加藤さんは「いただいたいた命。大事になんとか保っていきたい」と意欲的に話し、戦後70年に触れ「2度とこんなことしちゃいけない」と戦争の悲惨さを伝えるなど平和への思いを熱く語っていた。

 放送タレントの永六輔(82)がパーソナリティーを担当。年に4回放送され、永の盟友だった加藤さんはたびたび同番組に出演してきた。この日は生まれ育った東京・下町の今昔や今後の人生をテーマに話を繰り広げた。

 加藤さんが特に声を強めたのは戦争の話。当時、加藤さんは勤労動員として工場などに駆り出されたといい「防空壕の穴掘りだとか、何でもやらされた」と振り返った。戦後70年の今、安全保障法案の成立が確実な中「当時のことを今の政治家に伝えたいね」と話すと「私はひめゆり部隊と同世代。2度とこんなことしちゃいけないって言ってるのが分からないのだろうか」と、ボルテージは上がるばかり。その後も「熱が入っちゃうんだよ。戦争の話になるとどうしても力が入っちゃうんだよ」などと戦争を知る人間だからこその熱い思いを止めることはなかった。

 また80代に突入し、今後の人生についても披露していた。「体はガタがきてますがね」と笑いつつ「いただいた命だから、生きている限りは何とか大事に保ちたい」。仕事に関してもやる気は衰えておらず「よたよたして芝居しても仕方ないからしっかりやらないと。せりふ(を覚えること)も大変なんで前から一生懸命覚えるとかしないと。迷惑をかけちゃうから」と意欲十分に話していた。

 加藤さんは大きな病気をした経験がなく、最近も元気だった。時間があればスポーツジムに通い、エアロビクスなどで汗を流していた。31日はジムのサウナで汗を流していた際に倒れた。

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