カンヌ映画祭 是枝監督作品受賞ならず、妻夫木出演作品に監督賞

[ 2015年5月26日 05:30 ]

 第68回カンヌ国際映画祭の授賞式が24日夜(日本時間25日未明)、フランスのカンヌで開かれ、コンペティション部門の最高賞パルムドールに、フランスのジャック・オディアール監督(63)の「ディーパン」が選ばれた。日本から出品された是枝裕和監督(52)の「海街diary」は受賞を逃した。

 監督賞は、妻夫木聡(34)が出演した「黒衣の刺客」(今秋公開)の侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督(68)に贈られた。侯監督は台湾映画界の巨匠で、同映画祭のコンペ部門出品は7度目。妻夫木は授賞式には出席しなかったが、21日(現地時間)の公式上映でカンヌ初参加を果たし、受賞の知らせに「奇跡的な瞬間に立ち会えたことに幸せを感じています。一期一会の心を忘れず、これからも人や作品に出会えていけたらと思います」と喜びのコメントを寄せた。

 共同電によると、女優賞は「キャロル」のルーニー・マーラ(30)と「私の王様」のエマニュエル・ベルコ(47)、男優賞は「マーケットの法則」のバンサン・ランドン(55)が受賞。

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2015年5月26日のニュース