村上淳 民放ドラマ初主演 “泣ける食ドラ”で癒やしのシェフに

[ 2015年5月26日 06:00 ]

TBS系ドラマ「シメシ」で職人気質なシェフを演じる村上淳

 個性派俳優の村上淳(41)が来月23日スタートのTBS系ドラマ「シメシ」(火曜深夜1・11)に主演する。

 小林薫(63)のTBS系「深夜食堂」、松重豊(52)のテレビ東京「孤独のグルメ」など、ベテラン男性俳優の主演で食にまつわるドラマがヒットしており、これらに続くか期待される。

 番組名の「シメシ」には、新たな人生の「始まりの飯=始(し)飯」という意味を込めた。舞台は、“この世にもう存在しない料理”を提供するレストラン。村上演じるシェフが、人生の岐路に立たされた客からの「亡き祖母の手料理」や、「取れなくなった食材による幻の料理」など無理難題な注文に応えていく。出された料理を食べた客は癒やされ、時に涙し、人生の再スタートを切る。制作総指揮の大澤剛氏は「食シリーズでは今までにない、泣けるドラマを作りたかった」と企画意図を説明。料理はフードコーディネーターが監修するなど本格的で、映像でおいしさを伝える狙い。

 これまで主に映画で活躍してきた村上にとっては民放ドラマ初主演。主人公の寡黙で職人気質なキャラクターがぴったりだと制作側が出演を依頼した。村上は「ありきたりなゴハンものにはならないと思う。時に泣けて、じんわり心に染みるようなドラマにしていきたい」と意気込んでいる。

 アシスタントシェフ役は林遣都(24)。昨年8月に宝塚歌劇団を退団した元雪組娘役トップの愛加(まなか)あゆ(27)が店のオーナーを演じる。

 ◆村上 淳(むらかみ・じゅん)1973年(昭48)7月23日、大阪府生まれ。ファッション誌「FINEBOYS」などのモデルを経て、92年にフジテレビのドラマ「アルファベット2/3」で俳優デビュー。93年に「ぷるぷる」で映画デビュー。96年に歌手のUAと結婚、06年に離婚。97年に誕生した長男は俳優の村上虹郎。1メートル76。

 ≪Ms.OOJAが主題歌≫主題歌はシンガー・ソングライターのMs.OOJA(32)が担当。タイトルは「花」で、来月24日にインターネット配信する。ドラマの脚本を読んで書き下ろしたといい「過去も含めて今の自分が一番輝いているという思いを歌詞に込めた」と話した。

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