大河「花燃ゆ」第17話は12・6% 5週ぶり12%超え

[ 2015年4月27日 10:12 ]

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主演を務める井上真央

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜後8・00)の第17話が26日に放送され、平均視聴率は12・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。

 初回(1月4日)の16・7%は1989年「春日局」14・3%、77年「花神」16・5%に次ぐ歴代ワースト3位発進。以後、第2話13・4%、第3話15・8%、第4話14・4%、第5話12・8%、第6話13・3%、第7話11・6%、第8話13・0%、第9話12・9%、第10話12・7%、第11話14・0%、第12話13・2%、第13話11・7%、第14話11・2%、第15話9・8%、第16話10・7%と推移。

 第15話(4月12日)は「2015統一地方選開放速報」が午後8時から放送され、午後7時15分スタートの不利があったものの、初の1桁台9・8%に落ち込んだ。関東地区で大河ドラマの視聴率2桁割れは2012年「平清盛」以来だった。

 主演の井上真央(27)演じる主人公は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文(ふみ)。文は長州の尊王攘夷派の中心人物・久坂玄瑞と結婚し、死別後、群馬県初代の県令(現在の知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚。幕末の動乱の中、強い絆で困難を乗り越えた家族愛、松陰の志を継いだ若者たちの青春群像を描く。

 大河ドラマ54作目。「1リットルの涙」などの大島里美氏と「甘辛しゃん」などの宮村優子氏によるオリジナル脚本。演出は「ゲゲゲの女房」「篤姫」などの渡辺良雄氏らが手掛ける。

 第17話は「松陰、最期の言葉」。萩の野山獄を出た吉田松陰(伊勢谷友介)は江戸に到着し、伝馬町の牢に入れられる。牢の中の松陰は、高杉晋作(高良健吾)の尽力で必要な物や情報を手に入れていた。だが、息子が松陰に近づくことを嫌った父・小忠太(北見敏之)により、晋作は萩に戻される。そして、ついに松陰の詮議が始まる…という展開だった。

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2015年4月27日のニュース