渡辺淳一さん「失楽園」で映画デビュー「恥ずかしい」

[ 2014年5月5日 18:10 ]

亡くなった渡辺淳一さん

渡辺淳一さん死去

 1997年「失楽園」ブームを巻き起こした作家の渡辺淳一さん(享年80)。映画版に出演し“役者デビュー”も果たした。 

 女優の黒木瞳(36=当時)が不倫する人妻を演じる映画「失楽園」のロケが97年1月12日、東京都内のホテルで行われ、原作者の作家・渡辺さん(63=当時)が映画に初出演した。

 この日、撮影されたのは書道展の授賞パーティーのシーン。審査委員長に扮した渡辺氏にセリフはなく、黒木扮する受賞者の凛子とあいさつする場面を演じた。

 過激な性描写が話題となり、黒木の体当たり演技が注目されているが、映画化8作目となる今作が“俳優デビュー”となった渡辺氏は「乗せられて出演したが、恥ずかしい」と感想を語った。

 また、実体験から作品を書くといわれる渡辺氏は今回、一部で女優の川島なお美(36=当時)との交際を報じられ、話題を集めた。96年10月の製作発表を「体調不良」を理由に欠席した渡辺氏は、この日も「週刊誌の報道が原因?」と突っ込まれると「それもあるかな」と苦笑していた。

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