大島優子 号泣、謝罪 AKB公演中止・延期「次は最高の大島優子を見せたい」

[ 2014年3月31日 05:30 ]

皮肉にも青空が広がる下、大島優子が隣接する公園で、ファンへ涙ぐみながらあいさつする 

 大島優子(25)の卒業セレモニーが行われる予定だったAKB48の国立競技場(東京都新宿区霞ケ丘)での公演が30日、荒天のため中止・延期となった。大島は急きょ、ファンが残っていた物販会場へ足を運び直接謝罪。約3000人から「優子!優子!」の大コールを浴び、体を震わせて号泣しながら、「この悔しさと悲しさをぶつけられないのがイヤ。次こそ最高のAKB48の大島優子を見せたい」と約束した。

 午後1時の中止決定から3時間がたち、「ひと目でも優子に会いたい」「優子を見送りたい」と会場にとどまっていたファンの熱い心が大島を動かした。

 本来なら開演しているはずだった午後4時すぎに会場隣の広場に急きょ姿を見せた。突然の本人登場に約3000人が押し寄せ地鳴りのような「優子」コールが響き渡った。もっとも大切にしているファンからの激励に感極まった大島は、顔を覆いながら号泣。約30秒間、体を震わせ泣きじゃくりながら温かい声援に感謝した。

 中止の原因となった荒天から一転、きれいな西日が広がる光景を見ながら「さっきまで雨が降ってたのに、こんなに天気が良くなっちゃって…」とあえて明るくあいさつ。タイミング悪く、時刻を告げる音が鳴ると「はい、はい」とおどけてみせた。

 盛大に行われるはずだった“卒業式”。常に前向きな発言をしてきた大島も「この悔しさと悲しさをぶつけられないのがイヤ」と無念の思いを吐露した。

 公演中止について運営側は「雷を伴う雨雲が公演中に接近する恐れがあり、安全面を最優先した」と説明。メンバーが高さ約25メートルまでロープにつられるフライングや花火など屋外ならではの派手な演出も、最大風速11メートルの強い風の中で開催するにはネックとなった。正午すぎから会場側と協議を重ね、午後1時40分頃から来場者へ中止のアナウンスを流した。

 現時点で決まっているのは延期のみ。代替公演の日程や会場は未定のままだ。それでも、大島はファンに向けて「また日を改めて皆さんにはちゃんと卒業を見送ってほしい」と代替公演の開催を約束。「次のセレモニーでは最高のAKB48の大島優子を見せたい」と宣言し「きょうはいい一日を過ごしてください」と笑顔で締めくくると、再び「優子」コールが送られた。

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2014年3月31日のニュース