徳光さん 長嶋&松井両氏の同時受賞「ナイスジャッジ!」

[ 2013年4月2日 06:00 ]

2008年、映画試写会で長嶋茂雄氏(左)と並んで客席に座る徳光和夫氏

長嶋茂雄氏、松井秀喜氏に国民栄誉賞授与

 国民栄誉賞の授与が決まった長嶋茂雄、松井秀喜の両氏に各界から祝福の声が寄せられた。日本テレビ時代から親交があるフリーアナウンサーの徳光和夫氏(72)は「こんなにうれしい春はないね。本当にエープリルフール(にちなんだウソ)じゃなくてよかった」と喜びを爆発させた。

 徳光氏は、急きょスケジュールを調整して、午後4時53分からの日本テレビ「news every.」に生出演。開口一番「長嶋さんに関しては(周囲から)“ちょっとタイミングを逸してるんじゃないか”というところがあったみたいだが、こんなにうれしい春はない。桜が散ったあとにこんな朗報が舞い込んでくるとは」と満面の笑みを浮かべた。

 筋金入りの巨人ファンだけに、特に熱く語ったのがダブル受賞の師弟の絆について。松井氏を現役時代のように「松井選手」と呼び、「長嶋さんと一緒だからこそ喜んで受けると思う。松井選手1人だったら“長嶋さんがもらっていないのになぜ自分なのか”という思いで辞退していたでしょう」と続けた。

 ともにヤンキースでのプレーに憧れ、長嶋氏は愛弟子のメジャーでの活躍を願い続けた。こうした背景を引き合いに「絆は相当強い。政府はかなり調査した上で同時授与に結びつけたんだなと思った。ナイスジャッジ!」と熱弁。5月5日の松井氏の引退セレモニーにも言及し「当日はこどもの日。私たちの時代は長嶋さん、今は松井選手が明るい影響を与えてくれた」と目を細めた。

 評価基準にも着目した。国民栄誉賞を受賞したアスリートには五輪の金メダリストや世界に誇れる記録を達成した選手が多いことを例に挙げ「2人とも記録より記憶に残る選手だった。前向きで明るくて非常に誠実。心から人を大切にしてきた。その生き方が評価基準になったのでは」と指摘し、手放しで祝福している。

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