師匠急死を回顧…木久扇「ショックでしたねぇ」

[ 2010年4月2日 06:00 ]

記念公演のチラシと自作・画の「ラーメンてんぐ」の絵本を手に芸能生活50年の喜びを語る林家木久扇

 日本テレビ「笑点」(日曜後5・30)でおなじみの人気落語家・林家木久扇(72)が27日から3日間、東京・新宿の紀伊国屋ホールで、芸能生活50周年記念公演「おめでとう!木久扇寄席」を開く。

 自らの出演交渉により春風亭小朝(55)、林家正蔵(47)、立川志の輔(56)らのほか、「笑点」メンバーの桂歌丸(73)、三遊亭小遊三(63)、六代目三遊亭円楽(60)ら豪華メンバーの参加が決定。ダブル襲名した息子の林家木久蔵(34)も登場する。
 漫画家の故清水崑さんの弟子となり、漫画家デビュー。その後、清水さんから勧められて、1960年に三代目桂三木助に入門し落語界へ。わずか半年で三木助さんが死去し、八代目林家正蔵(後の林家彦六)の一門に移籍。それ以来、ユニークな落語家生活を送ってきた。「前座見習いで、三木助師匠の旅のお仕事によくついて行きました。突然死んじゃうんだもの、ショックでしたねぇ…」と木久扇。記念公演は、そんな“激動”の半世紀の集大成となる。
 「記念公演では、ボクがあらためて見てみたい人たちと一緒に、ボクのすべてをご披露したい」と抱負。これで願いが1つ実現。次は、自作の漫画「ラーメンてんぐ」(チャイルド社刊、1300円)の紙芝居化が夢という。

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2010年4月2日のニュース