仲間由紀恵が男に!性偽ったエリート美女演じる

[ 2010年4月2日 06:00 ]

4年ぶりの舞台で初めて男女2役を演じる仲間由紀恵

 女優の仲間由紀恵(30)が4年ぶりに舞台に主演、初めて男女2役に挑戦する。来年2月から上演される「テンペスト」で、性を偽り琉球王国のエリート官僚になった美女を演じる。演出は「TRICK」シリーズの堤幸彦監督(54)。恋人役は05年のNHK紅白歌合戦で一緒に司会を務めた山本耕史(33)、敵役は個性派の生瀬勝久(49)という豪華キャストだ。

 いまやNHK紅白歌合戦の“紅組の顔”になった仲間が、舞台で初めて“男”を演じる。
 「テンペスト」は沖縄生まれの作家・池上永一氏の同名ベストセラーが原作。舞台は19世紀末の琉球王朝。国を救うために自らを当時のエリート官僚である宦官(かんがん)と偽って王宮に身を投じた美女の物語。男と女、2つの性を生きたヒロインのジェットコースターのように乱高下する波乱万丈のエンターテインメント巨編だ。
 主人公の半生そのままに男女2役となる仲間は、宦官と偽って生きる男の部分と本来の女性としての葛藤(かっとう)を演じることになる。堤監督は仲間の出世作「TRICK」シリーズなどスピーディーかつち密な演出で定評があり、脚本は映画「パッチギ!」「フラガール」など泣かせ上手で知られる羽原大介氏(45)。関係者は「スピード感あふれる2時間半のスペクタクルショーになる」と力が入っている。
 仲間にとって共演の山本とは紅白歌合戦以来6年ぶりの仕事で、立場や性別を超えた禁断の愛を演じる。敵役の生瀬は「TRICK」「ごくせん」の両シリーズなど最も共演作が多い相手。舞台ならではのスリル感あふれる掛け合いが期待できそうだ。
 故郷・沖縄を舞台にした作品に仲間は「うれしい気持ちでいっぱい」と感激。男女2役にも「難しい役に挑戦することに今から不安もありますが、何といっても心強いのは堤さんの存在。また山本さん、生瀬さんなど気心知れた方たちがご一緒できることも楽しみです!」と張り切っている。

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2010年4月2日のニュース