【侍ジャパン】大谷、台湾“威嚇”のフリー打撃 試合当日は異例 空気つくった柵越え10発

[ 2026年3月7日 05:30 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本13ー0台湾 ( 2026年3月6日    東京D )

WBC1次R<日本・台湾>打撃練習する大谷(撮影・木村 揚輔)
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 【ヤナギタイムズ】前回23年大会のメキシコとの準決勝。大谷は村上に向かって「ちょっと威嚇射撃してくるわ」とグラウンドでの試合前フリー打撃に向かったという逸話がある。

 日本ハム時代から“大谷番”を務めて今季で13年目。台湾との初戦を控え、大谷のフリー打撃には同じようなメッセージが込められていたと思っている。今回の代表合流後は3度目。試合当日としては異例で、右脇腹を痛めたエンゼルス時代の日本時間23年9月5日のオリオールズ戦以来913日ぶりだった。

 06年大会で日本代表監督を務めた王貞治ソフトバンク球団会長、09年大会の監督を務めた原辰徳氏、台湾ナインらが見守る中、21スイングで柵越え10本。右翼後方「nippn」看板を越える特大弾1本、右翼大型ビジョン直撃弾2本、右翼看板直撃2本と推定飛距離145メートルのビッグアーチを連発し、超満員のスタンドから大歓声と大きな拍手が湧き起こった。同組で打った村上らチームメートに勇気を与え、台湾ナインを“威嚇”するには十分すぎるパフォーマンスだった。

 エンゼルス時代の21年から疲労蓄積による故障予防や「外で打つともっと飛ばしたいと余分な動きが出てくる」という理由でシーズン中は原則、フリー打撃を行っていない。今春キャンプも室内打撃ケージで「置きティー」や小型打撃マシン、投手の映像が流れ投球を再現する打撃マシン「トラジェクトアーク」での打撃練習に専念。屋外フリー打撃はキャンプ打ち上げ日のわずか1度だけだった。

 昨秋のポストシーズンで「自分のスイングと実際に飛んでいる打球の質感」を確認するためにフリー打撃を例外的に行ったことはある。今回はいつもは軽打に徹する1セット目から強振して3本の柵越えを披露するなど、明らかに違う印象を受けた。

 連覇を狙う2度目のWBC出場。打者専念の重圧は24年シーズンで経験していることも大きく、メンタル面でも死角は見当たらない。(柳原 直之)

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