巨人・中川が3人でピシャリ!今季2ホールド目 阿部監督の思いに菅野が3年ぶり完封捨て、快諾

[ 2024年4月4日 21:38 ]

セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2024年4月4日    バンテリンD )

<中・巨>力投する巨人の2番手・中川(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の9年目左腕・中川皓太投手(30)が開幕6戦目となった4日の中日戦(バンテリンD)で今季4度目のリリーフ登板。今季初めて3者凡退に打ち取り、開幕戦以来となる今季2ホールド目をマークした。

 中川は2―0で迎えた8回、2番手として登板。最初に打席へ迎えた代打・山本を右飛に打ち取ると、続く代打・カリステを遊ゴロ、最後は村松を三ゴロに仕留めた。

 中川は阪神と対戦した3月29日の開幕戦(東京D)で今季初ホールドをマーク。だが、同31日の阪神戦(東京D)では0―0の8回に登板し、今季無安打だった森下に決勝3ランを浴びて敗戦投手となった。

 2日の中日戦(バンテリンD)では3―3で迎えた延長11回、マウンドに上がって2球目をやはり今季無安打だった細川にサヨナラ本塁打され、2試合連続の敗戦投手となっていた。

 この日の先発マウンドに上がった菅野智之投手(34)は7回まで90球で4安打無失点と完封ペース。完封勝利でも完投勝利でも菅野にとっては2021年4月以来3年ぶり、シーズン初登板で完封ならプロ12年目で自身初となるところだったが、阿部慎之助監督(45)は8回のマウンドに中川を送り、菅野は降板となった。

 試合後、阿部監督は菅野に「なんとかコウタ復活してもらいたいからいいか」と声をかけたところ快諾してくれたことを明かし、「後輩思いだなって」と目を細めていたが、指揮官と先輩投手の愛情に中川がしっかりと結果で恩返しした。

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