西武・武内 母の弁当、父の言葉―― 愛情受け目指す“今永超え”

[ 2024年4月4日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3-0オリックス ( 2024年4月3日    ベルーナD )

<西・オ>マウンドで躍動する武内(撮影・久冨木 修) 
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 【Hero's File】「武内家」の教えが大型左腕を生んだ。1メートル86、90キロを誇る体格は母・由利江さん(52)の愛情のたまものだ。「たくさん寝て大きくなってほしい」という願いから、幼稚園時から小学校低学年まで午後8時30分の就寝を徹底。高校時代は白米を詰め込んだ特盛弁当を準備した。「たくさん食べるタイプじゃなかったけど、とにかく大きくなってほしくて。唐揚げや卵焼き、野菜などバランスを考えてたくさん食べさせました」。早朝に起き、成長期を支えた。

 父・修二さん(58)の教えは「好きでやるならプロ野球を目指しなさい」。野球を始めた小学3年から口酸っぱく言い続けた。「やるからには一番になりなさいと。プロになって楽させてよねと。私もバカ親父でした」。プロ入りを果たしてもまだ道半ばで、同じ北九州市八幡西区出身で前日にメジャー初勝利を挙げたカブス・今永の背中を追いかけてほしいという。父は「彼を抜かないと、福岡の左腕のトップとは言えないですから」とさらなる飛躍を願った。(西武担当・福井 亮太)

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