U18代表合宿、花咲徳栄・石塚が攻守でキラリ「いつも通り」今秋ドラフト上位候補が早速アピール

[ 2024年4月4日 19:41 ]

<U18日本代表候補強化合宿>打撃練習する花咲徳栄・石塚(撮影・岸 良祐)
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 高校野球日本代表候補の強化合宿が4日、奈良県内の練習場で始まった。

 今秋に開催されるアジア大会の選手選考を目的とし、今春選抜で初優勝した高崎健康福祉大高崎(群馬)の箱山遥人捕手や今春選抜準優勝の報徳学園(兵庫)の今朝丸裕喜(3年)ら33選手が参加。指導初日を終えた小倉全由監督は「自分たちのいいところを出してほしい。この合宿で人とつながり、地元に帰ったら中心選手として高校野球の素晴らしさを伝えてほしい」と振り返った。

 選抜未出場9人の中でも今秋ドラフト上位候補に挙がる花咲徳栄(埼玉)の石塚裕惺(3年)が攻守に光った。高校通算21本塁打を誇る強打の遊撃手で、大半の選手が木製バットの対応に苦戦する中で鋭い打球を連発。守備練習では持ち前の強肩を披露し、「学校の代表として、いつも通り頑張ってこいと言われたので、気負うことなくできました。有意義な時間にして、チームにいいものを持ち帰りたいと思います」と気持ちを新たにした。

 昨年の合宿では甲子園未出場の山形中央(山形)・武田陸玖(DeNA)が評価され、U18W杯での代表入りにつなげた。

 石塚は「(選抜に出られず)悔しい思いもあったが、素直に常総学院を応援していました。関東勢が優勝したので、いい刺激になりました」と選抜未出場からの代表入りに向けてアピールを期した。

 ◇石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年(平18)4月6日生まれ、千葉県出身の17歳。幼稚園年長から野球を始め、村上東小ではロッテジュニアに選出された。村上東中では佐倉シニアに所属。花咲徳栄では1年秋から三塁の定位置を奪い、2年春から正遊撃手。1メートル81、81キロ。右投げ右打ち。

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