大谷翔平 水原一平氏違法賭博問題で揺れる中ついにドジャース1号「メンタルを言い訳にはしたくない」

[ 2024年4月4日 14:34 ]

囲み取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。開幕から自己ワースト40打席不発で迎えた第4打席で移籍後初本塁打となる今季1号を放つなど、4打数2安打1打点で5-4の勝利に貢献した。ジャイアンツ3連戦はこれでスイープとなった。

 待ちわびた瞬間がやってきたのが4―3の7回2死走者なしの場面だった。左腕テーラー・ロジャースに対し、カウント3-1からの速球を強振すると、強烈な打球は右中間席で弾んだ。大熱狂の中、ダイヤモンドを一周した大谷はベンチでナインに出迎えられると、安どした様子を見せた。テオスカー・ヘルナンデスにはひまわりの種をぶつけられる手荒い祝福もあった。

 2日のジャイアンツ戦でチームは1890年のナ・リーグ加入から135年目、球団初の開幕8試合連続5得点以上と爆発する中、大谷は3打数無安打。開幕から8試合、37打席連続本塁打なしは自己ワーストを更新していた。ここまで打率・242、本塁打なしと開幕から苦しみ抜いた末にようやく飛び出した一発に今季2度目の完売で本拠地ドジャースタジアムに詰めかけた5万2746人のファンも大熱狂した。

 専属通訳だった水原一平氏が3月21日の開幕第2戦を前に違法賭博問題などで球団を解雇となった。その後はオープン戦も含め本塁打が出ていなかったが、ようやく待望の一発が生まれ、自らのバットで“水原ショック”を払拭した。

 試合後、大谷はノーアーチの要因として技術面とメンタル面のどちらが問題だったかを問われると「メンタルを言い訳にはしたくないので、そこも含めて技術だと思っています。そこを含めて自分がここまで結果が出ていなかったと思います」と話した。

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