トヨタ自動車が連覇へ好発進「1打席目に全て賭けた」巨人北村兄・祥治がV撃3安打でけん引

[ 2023年11月9日 13:55 ]

社会人野球日本選手権大会1回戦   トヨタ自動車4―2日本製鉄鹿島 ( 2023年11月9日    京セラD )

社会人野球日本選手権<日本製鉄鹿島・トヨタ自動車>9回2死二塁、トヨタ自動車・北村は三塁強襲の適時内野安打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 前回大会王者のトヨタ自動車が4―2で日本製鉄鹿島を下し、大会連覇へ初戦を突破した。

 先発右腕の嘉陽宗一郎が11奪三振で2失点完投勝利を挙げた。今年の都市対抗でMVPに当たる橋戸賞を受賞した右腕が好発進に導いた。

 打線では「3番・三塁」の北村祥治が3打数3打点と躍動した。

 初回無死一、二塁で左翼フェンス直撃の先制2点二塁打、3―0の9回2死二塁から三塁強襲の適時打を放った。

 「経験のある選手が突破口を開かないといけない。今日は1打席目に全てを賭けていました」

 北村は巨人・北村拓己の兄。今年10月には社会人日本代表の主将としてアジア大会に出場した。「もっとアグレッシブにいかないといけない。今日はたまたま自分がそういうプレーをできたが、残り試合もやっていけるようにしたい」と大会連覇を見据えた。

 ◇北村 祥治(きたむら・しょうじ)1994年(平6)1月23日生まれ、富山出身の29歳。埴生スターズで野球を始め、小4から金沢市に転居して十一屋ファイターに所属。星稜中では2度の全国制覇を経験。星稜では1年春から「1番・遊撃」でレギュラー。亜大では1年春のリーグ戦から出場し、4年時には主将として明治神宮大会優勝。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月9日のニュース