巨人・亀井コーチ 愛弟子ウォーカーに「ソフトバンクでタイトルを。ジャパニーズドリームつかんで」

[ 2023年11月9日 08:00 ]

亀井外野守備兼走塁コーチ(右)から送球の指導を受けるウォーカー(2022年撮影)
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 新天地に飛び込む愛弟子の活躍を願った。6日に発表されたウォーカーの巨人からソフトバンクへのトレード移籍。「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(16~19日、東京ドーム)に向けた侍ジャパンの宮崎秋季合宿に、外野守備走塁コーチとして参加している巨人・亀井コーチは「選手生命は長いようで短い。いいやつだったし、真面目なだったからね。ソフトバンクでタイトル獲ってほしいなと本当に願ってる」とエールを送った。

 指導者としてスタートを切った22年シーズン。新助っ人としてウォーカーが入団した。高い身体能力とパンチ力で打率・278、23本塁打と打撃では結果を残す一方で、課題は送球難だった。入団当初はキャッチボールすらままならない状況。「1年間で1回、なんとか補殺しようじゃないかっていう話をしていた」というところから始まった。

 連日の特訓が実を結んだ。同年の6月28日の中日戦(山形)では来日初捕殺を含む2つの捕殺をマーク。ノーバウンド送球で二塁走者をアウトに仕留めたプレーには「ちょっと涙出そうになっちゃったよ」と感激していた。オフにはスローイング練習の映像が送られてくるなど、練習熱心な助っ人。「謙虚さも持ち合わせてる選手だから、間違いなく活躍すると思っていた。2軍に行ったとしても腐ることなくやっていたと聞くのでソフトバンクに行っても大丈夫」と太鼓判を押した。

 今季はウォーカーと同年に加入したポランコが、新天地のロッテで本塁打王に輝いた。「ポランコがホームラン王を獲ったし、次、ウォーカーが獲ったらもう最高やんか。まだまだジャパニーズドリームをつかみきれていない。まだまだ頑張ってほしい」。飛躍できると信じている。(記者コラム・小野寺 大)

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