「虎キラー」のはずが…ヤクルト先発・吉村は2回までに6失点 プロ2勝は阪神戦だったが6回7失点黒星

[ 2023年9月3日 21:34 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―7阪神 ( 2023年9月3日    神宮 )

<ヤ・神>初回1死二、三塁、佐藤輝(手前)に3点本塁打を浴びて呆然の吉村(撮影・北條 貴史)
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 「虎キラー」が、首位を走る猛虎の勢いに飲み込まれた。

 ヤクルト先発はドラフト1位右腕の吉村。5月24日の阪神戦以来、約3カ月半ぶりの1軍マウンドだった。「(久々でも)そんなに悪い感覚はなかった」と話したが、初回に先頭・近本に三塁打を許すと、佐藤輝の3ランなどでいきなり4点を失った。

 2回には2死二塁から中野、ノイジーに連続適時打。「立ち上がりに粘れず悔しい。初回をしっかり粘っていれば試合の流れも変わっていたと思う」と悔しがった。

 上半身のコンディション不良で長く2軍で調整。既にプロ2勝をマークしているがいずれも阪神戦で、4試合で2勝0敗、防御率1・71の好相性を誇る「虎キラー」のはずだった。

 3回以降は「切り替えて、しっかり一人一人抑えていくことを意識した」と4イニングを投げて3安打1失点だったが、やはり序盤の失点が響いた。結局、6回投げて8安打7失点で降板。プロ2敗目を喫した。

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