元中日の福留孝介氏　NPB新人選手に助言「痛いと言ったのは半分」

NPB新人選手研修でビデオ講義した元中日の福留氏

　中日、阪神、大リーグ・カブスなどで活躍した福留孝介氏（45）が12日、NPB新人選手研修会で講師を務めた。

　新入団選手ら131人に向けてのビデオ講義で「僕もたくさんケガをしたが半分も痛いと言っていない」とケガを抱えてのプレーを続けたことを告白。「この世界、痛いと言えば居場所がなくなる」と続け、「1年目のうちから自分の体にどれだけ投資できるか。ケガは付きものだが、大きくするか小さく済ませるのかが一番大切なこと」とケアやサプリメントなど自分に合ったものを探すことを重要性を話した。

　また、普段の行動への責任を求め、「プロ野球選手は思っている以上に見られている。とくにユニホームを脱いだとき。それをおろそかにすると必ず失敗する」と、子供たちの模範となるよう求めた。