巨人・坂本 現状維持の年俸6億円でサイン 来期は「長打力をもう一度取り戻したい」

[ 2022年12月1日 05:30 ]

色紙に「優勝」と書き込んだ巨人・坂本(球団提供)
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 長打復活で不動の遊撃手の地位を取り戻す。巨人・坂本が都内の球団事務所で契約更改。昨オフに今季は固定制となる契約を結んでおり、現状維持の年俸6億円でサインした。左脇腹などの故障に見舞われ、出場83試合に終わった屈辱からの巻き返しへ「長打力」をテーマに掲げた。

 「本塁打や長打力が明らかに今年はガクッと落ちた。長打力をもう一度取り戻したい」

 今季5本で、2桁本塁打が13年連続で途切れた。強いスイングを求め、自主トレでのティー打撃やロングティーに加えて素振りを増やす。「素振りは部屋でもできる。ちょっと暇があればバットを振ったり」と話した。

 出場試合数も15年ぶりに100を割った。多くの若手が遊撃のレギュラー奪取を目標に掲げる中で「今年の僕を見て、獲れると思ったんじゃないですかね。当たり前のことだと思う」と闘志。4年ぶりに逃したゴールデングラブ賞の奪回も目標に掲げた。

 来年3月のWBCでは遊撃手の候補の一人として期待される。故障予防へ「バランス良くが大事。柔軟性や可動域をもっともっと動かせるような練習を」と坂本。本来の姿を取り戻すため、もう一度、基礎から積み上げる。(小野寺 大)

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2022年12月1日のニュース