ヤクルト・ドラ4坂本が仮契約 背番号56は球団が「MAJOR」茂野吾郎をイメージ

[ 2022年12月1日 05:30 ]

満面の笑みを浮かべる坂本
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 ヤクルトドラフト4位指名の知内・坂本拓己投手(18)が30日、知内町中央公民館で契約金3000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は同席した橿渕聡スカウトデスク(48)が現役時代に着用した56番に決定。人気野球漫画「MAJOR(メジャー)」の主人公・茂野吾郎投手をイメージしたという橿渕氏が「同じストレートを売りにして頑張ってほしい」と言葉をかけると、坂本は「茂野吾郎のようなストレートを投げられるように頑張りたい」と力強く呼応した。

 大好きなMAJORは生まれ育った奥尻島で小、中学生の頃にアニメで見ていた。自身と同じ左腕から放たれる茂野の直球は160キロを超え、最終的にはメジャーリーグで活躍。「球速にこだわらず質のいいストレートを磨きたい」としながらも「うまくいけば(160キロを)目指せるところまでいくんじゃないかなと思う」と自身の可能性を分析した。夏から5キロ増やした体重は目標の85キロに到達するなど、その土台づくりを着々と進めている。

 マウンドの登場曲は「まだ決めていない」というが、知内町出身の演歌歌手・北島三郎の曲を前向きに検討する。知っている曲は「まつり」と「与作」。まつりは知内のチャンステーマとしても使用されており縁起もいい。「1年目はケガせず終わることが大きな目標。それと、できるだけ早く1軍に上がること」。近い将来、神宮でまつりが鳴り響くかもしれない。(青木 一平)

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2022年12月1日のニュース