ヤクルトに激震!守護神・マクガフ退団 MLB復帰目指す 球団も容認「実現するなら我々も誇らしい」

[ 2022年12月1日 05:30 ]

ヤクルトのマクガフ
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 ヤクルトに激震が走った。リーグ連覇に貢献した守護神のスコット・マクガフ投手(33)が退団することになった。奧村政之国際グループ担当部長が30日、メジャー復帰を希望する本人の意向に沿い、保留者名簿から外すと明らかにした。

 直近の2シーズンで69セーブを挙げたクローザーがチームを去る。当初は残留に向けた話し合いだったが、奥村部長は「(代理人と)お互いの考え方に開きがあり、代理人に“本人と話させてほしい”と伝え、話したら“大リーグ復帰を目指したい”と言ってきた」と経緯を説明した。

 マクガフは大リーグでは15年にマーリンズで6試合、6回2/3を投げたのみで、防御率9・45だった。ロッキーズ傘下3Aから18年オフにヤクルト入り。来日1年目の19年に65試合に登板して11セーブ18ホールドをマークすると、21年から守護神を務め、東京五輪では米国代表として銀メダル獲得に貢献した。

 奧村部長は「いい話があったのだろう。3Aの無名選手が弱いスワローズを頂点に引き上げ、高く評価するチームがあった」とした上で「本人は感謝していたが、こちらは倍感謝している」と強調。8年ぶりのメジャー復帰へ「年齢的にもこれが最後のチャンスだと思う。実現するなら我々も誇らしい」と、球団として後押しする構えだ。

 4年間故障なくフル回転し、236試合登板で防御率2・94と安定した成績を残したマクガフ。その穴は簡単には埋まらないが、奥村部長は今後について「理想はすぐに抑えをできる(外国人)選手を探すことになると思います」と話した。

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2022年12月1日のニュース