日本ハム・井口「鶴投法」誕生秘話明かす「やったらスタンドがざわついて凄い投げづらくて」

[ 2022年12月1日 15:20 ]

日本ハム・井口
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 日本ハムの井口和朋投手(28)が1日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円減の年俸3300万円でサインした。

 今季投球時にボールを持ったまま右手を高く上げる新ルーティンが注目を集め、新庄監督から「鶴投法」と名付けられた。このルーティンを取り入れた経緯について「投げる時に使いたい体のポジションがあって、それをやっていった結果ああなっている。もともとあれに近い動きはやっているんですけど、ランナーがいる状態でサイン見てからこうやって上げるとボークになってしまうので。だから先に上げたという感じなんです」と説明した。
 新庄監督の発言もあって、「鶴投法」が注目を集めるようになり「僕がこれ(鶴)をやったらスタンドがざわつくじゃないですか。凄い投げづらくて。僕が集中していないというのもあるんですけど」と苦笑い。来季も継続するかについては「どうなるか全然決めてないです。あれをせずに(理想の)ポジションに入れるのが理想。そういう話題のなり方はそんなに好きじゃないですけど、(プロ野球という)仕事なので、そうやって注目してもらうのもありがたいかなと思っている」と悩める胸中を明かした。

 今季は開幕1軍メンバー入りを果たすも、4月3日に出場選手登録を抹消。7月18日に再昇格し、23試合に登板して2勝0敗6ホールド、防御率5・18だった。「今年も年間通して戦うということがかなわなかった。スタートが毎年課題で、今年もスタートがきっちり切れなかった。結局上がったのは後半だったので、スタートからきっちり投げられるようにになっておけば、また来年きっちり戦えるのではと感じたシーズンだった」と今季を振り返り、来季に向けては「これからトレーニングも実戦に近いことも取り入れて、ここからシーズンでもやっていけるようなメニューを多くしている」と意気込んだ。

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2022年12月1日のニュース