真砂勇介、日立製作所でプレー続行 ソフトB戦力外も来季は社会人で“ミギータ”旋風だ

[ 2022年12月1日 05:00 ]

来年は日立製作所でプレーを続けることになった真砂

 ミギータ、社会人野球に挑む――。ソフトバンクから戦力外通告を受けていた真砂勇介外野手(28)が、1917年創部で都市対抗40度出場を誇る名門、日立製作所で来季プレーすることが30日までに分かった。「ホークスでの10年は幸せでした。そして、また野球を続けられる。場所は遠くなるけど応援してくれたらありがたい」と笑った。

 NPBに別れを告げ、茨城県日立市に転居し来年1月から戦力となる。「一戦に懸ける負けられない緊張感で都市対抗を目指す試合ができる。楽しみ」。社業と並行し社会人野球の頂点を目指す。

 1メートル85、85キロの右の大砲は師匠・柳田になぞらえて「ミギータ」の愛称で人気だった。本家のギータからは「離れるのは仕方ないけど、やれることだけを頑張れ。またメシ行こうや」と激励を受けた。俊足強打で外野守備の信頼も高かった。

 今季29試合出場で2安打、打率・071だったがウエスタン・リーグでは8本塁打、打率・310と安定。京都・西城陽高から12年ドラフト4位で入団。通算180試合で3本塁打、16打点、5盗塁、打率・219。指導者や先輩、後輩から好かれる人間性も魅力。まだ28歳。もう一花、咲かせる。

 ◇真砂 勇介(まさご・ゆうすけ)1994年(平6)5月4日生まれ、京都市出身の28歳。小4で野球を始め、中学時代は京都木津川シニアに所属。西城陽(京都)では1年夏からベンチ入りも甲子園出場なし。12年にドラフト4位でソフトバンク入団。17年8月3日のオリックス戦でプロ初安打が初本塁打となった。1メートル85、85キロ。右投げ右打ち。

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2022年12月1日のニュース