広島が1位指名公表の苫小牧中央・斉藤「凄く光栄」 新井新監督は「頼りになりそうな方」

[ 2022年10月13日 22:44 ]

苫小牧中央・斉藤優汰
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 20日のドラフト会議で広島が1位指名すると公表したことを受け、苫小牧中央の斉藤優汰投手(3年)は「びっくりしたが、こういう評価をしてもらって凄く光栄」と語った。

 昼休みに野球部の横井美可副部長から1位指名公表のニュースを知らされた。広島について「明るいチームで、球界を代表する選手が何人もいる。新井監督は頼りになりそうな方」と好印象を口にした。8月末にプロ志望届を提出した際には「できるなら地元の球団がいい」と本音をのぞかせながらも、「こだわりはない」と全球団OKの姿勢を示していた。

 1メートル89、91キロの恵まれた体格を生かして最速151キロを投げ込む本格派右腕の元には、NPB12球団から調査書が届いている。1週間後のドラフト会議に向けて「評価してもらったことはうれしいけれど、舞い上がらず、謙虚に過ごしていきたい」と気を引き締めた。その言葉通り、取材を終えると、部室の床掃除を始めた。

 今夏の南北海道大会準決勝で敗れた翌日から、体幹、筋力トレーニング、走り込み、柔軟などプロで結果を残すための体づくりに着手した。今季日本ハムで3勝を挙げた2学年上の先輩、根本悠楓投手(19)に続くプロ入りへ準備を進めながら、ドラフト会議を静かに待つ。

 ◆北海道内高校生の1位指名 07年の高校生ドラフトで楽天から1巡目指名された札幌南の寺田龍平投手以来15年ぶりになる。前年の06年には高校生ドラフト1巡目で駒大苫小牧の田中将大投手が楽天入りした。高校生と大学・社会人の分離ドラフトを除くと、87年に大洋(現DeNA)から1位指名された函館有斗(現函館大有斗)の盛田幸妃以来となる。
 

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2022年10月13日のニュース