阪神・マルテ、あるぞ先発!8回代打登場で二塁打 本塁憤死後には今季初の三塁守備も

[ 2022年10月13日 05:15 ]

セCSファイナルステージ第1戦   阪神1-7ヤクルト ( 2022年10月12日    神宮 )

<ヤ・神>8回2死二塁、近本の左前打で二走・マルテが本塁を突くがタッチアウト(撮影・篠原 岳夫)
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 この打力はベンチスタートには惜しい。1―7の8回先頭、加治屋の代打で登場したマルテが石山の149キロ直球を左翼線へ二塁打。大差でも代走を送られず、2死から近本の左前打で本塁憤死後は、今季初めて三塁守備に就いた。

 「ある程度、リスクは(覚悟で)ね。シーズンではやっていないわけやから。でも、短期決戦で打者の状態や相手投手とか考えたら、そういうことも必要かなと思う」

 矢野監督は温めていたプランだったことを明かした。今季は右足に不安があったマルテの三塁出場は昨年8月31日の中日戦以来。今月5日の2軍練習試合・日本海オセアンリーグ選抜戦で一度だけテストはしていたものの、ほぼぶっつけだった中、打球処理の場面はなかった。

 指揮官は「今日やれたのは良かった」と強調し、今後は三塁で先発起用も視野に入れた。DeNAとのファーストSでは8日の初戦の5回1死一、二塁で糸原の代打で出場し、先制点を呼び込む四球。簡単にアウトにはならない選球眼の良さも今のチームに貴重な存在だ。オスナ、サンタナに大暴れされただけに、猛虎の助っ人も負けてはいられない。(山添 晴治)

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2022年10月13日のニュース