ソフトバンク崖っ縁…9回に1点差迫るも届かず逆転負け 2番手・大関がロングリリーフで杉本に痛恨被弾

[ 2022年10月13日 21:29 ]

パCSファイナルステージ第2戦   ソフトバンク3ー4オリックス ( 2022年10月13日    京セラD )

<オ・ソ>選手交代を告げにベンチを出る藤本監督 (撮影・奥 調)
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 ソフトバンクはオリックスとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦(京セラドーム)で3―4の逆転負けで2連敗となり、崖っ縁に追い込まれた。

 前日はオリックスのエース・山本の前に8回10奪三振を許すなど、散発6安打零封負けと打線が機能しなかった。この日は初回に相手先発・宮城からデスパイネの併殺崩れで先制する幸先いいスタートを切った。だが、先発した4年目右腕の板東がピリッとしなかった。

 先制直後の裏に同点に追いつかれると、柳田の適時二塁打で勝ち越しの直後だった3回にも同点を許すなど2回1/3を投げ被安打8の2失点で降板となり「情けない投球になった」と悔しさを露わにした。

 2番手には前日の試合で2連続押し出し四球を与えるなど1/3回3四球2失点の投球だった大関が3回1死からロングリリーフ。1死一、二塁のピンチは後続を打ち取り見事火消し。4回も無失点に抑えたが、5回に暗転。安打と犠打の1死二塁から杉本に痛恨の勝ち越し2ランを浴び、ついにリードを許した。

 2点差を追いかける打線は、6回に安打と四球で無死一、二塁となり同点の好機。牧原大が左飛で1死となると、藤本監督が代打攻勢の勝負に出た。しかし、CS通算8本塁打と大舞台に強い中村晃は左飛、グラシアルが空振り三振と期待に応えることはできなかった。

 8回にも2死一、二塁をつくったが、中村晃が空振り三振と好機であと一本が出ず。9回には1死から代打・川瀬が二塁打。2死三塁となり周東の中前打で1点差に迫った。続く柳田が四球を選び一、二塁としたが、デスパイネが空振り三振に倒れて3―4で2連敗となった。これでオリックスにリーグ優勝による1勝を加えて王手をかけられ、1敗も出来ない状況に追い込まれた。

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