松井秀喜氏 ヤクルト村上は「今までいなかったスケール」「僕なんかより全然素晴らしい」

[ 2022年10月13日 05:20 ]

セCSファイナルステージ第1戦   ヤクルト7-1阪神 ( 2022年10月12日    神宮 )

<ヤ・神>テレビ解説する松井秀喜氏(中)(撮影・椎名 航)
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 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(48)が、BSフジの「ヤクルト―阪神戦」中継にゲスト出演。日本選手シーズン最多56本塁打を放った村上を生解説して「今までいなかったスケールの選手」と絶賛。最年少3冠王を獲得した打撃のメカニズムにも言及し、「広角に本塁打が打てる。トップもしっかり後ろまで引いていて、そうじゃないと逆方向に大きい打球は打てない」と映像を見ながら解析した。

 松井氏は村上のスタンスが「思ったより広い」と指摘。広いスタンスは投手に向かって体が突っ込みやすくなるとした上で「それでもしっかり四球が選べる。彼の中に、彼にしかない何か特別なものを持っている」とこの日も2四球を選んだ独特の感性に脱帽した。

 村上の日本選手50本塁打以上は、02年の松井氏以来20年ぶり。同じ背番号55をつけた松井氏は「僕も王さんの記録と言われて(背番号を)もらった。どうすれば(55本)打てるかずっと考えていた」と56本まで伸ばした村上に感服。対面はなかったが、VTRで村上から「打撃で一番大切なことは?」と質問された松井氏は「みんな彼(村上)に聞きたい」とジョークで返し、「僕なんかより全然素晴らしい」と22歳の偉業を手放しで称えた。

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2022年10月13日のニュース