大谷翔平を支える水原通訳が明かすMVP争い 「絶対無理だ」と謙虚な大谷にかけた言葉とは

[ 2021年12月24日 22:31 ]

大谷(右)と水原通訳
Photo By スポニチ

 今季、史上19人目の満票でア・リーグMVPに輝いたエンゼルス・大谷翔平投手(27)の通訳を務める水原一平さん(36)が24日放送のNHK「ニュースウォッチ9」(月曜から金曜後9時)にVTR出演。大谷の今季の活躍について語った。

 「去年とかと比べても、明らかに笑顔も多かったと思いますし、本当に楽しそうにやっていたので、全力でサポートしようと思いました」と話した水原通訳。投打の二刀流で歴史的活躍を見せたことで、大リーガーたちからサイン攻めにあったことを明かし「4月くらいからメチャクチャ増えてきた記憶がある。特にビジターに行くとすごい量でした。見たことのない量だと良く言われていました」と話した。

 大谷の凄さについて「謙虚ですよね。これだけ注目されてスターじゃないですか。そういうそぶりを見せない。触れ合ったら、ただの27歳の青年」と語り、シーズン終盤は、試合の中で「MVPコール」が起きるなど期待が高まる中、大谷が「もう無理だ、絶対無理だみたいなことを言っていた」と言う。それでも水原通訳は「“本気で言っているの?”と聞いて、“本気”というから、もし“今日シーズンが終わったらほぼ間違いなく獲れるよ”という会話をしていた」とし、「(大谷は)すごい謙虚ですよね」と続けた。

 シーズン終盤には勝負を避けられ、四球が多くなった時には「全然勝負してくれないねという話は良くしてました。だからといって、本人が機嫌が悪いとか、ピリピリしているとか全然なかった」と話した。

 11月には、大谷を支え続ける功績として、エンゼルスから「最優秀通訳」として表彰された水原通訳。「個人成績より、ワールドシリーズに優勝できて、ちゃんとそのシーズンに本人が納得できるくらい貢献してたら満足すると思うんですけど。改善できる余地はたくさんあったので、さらに良くなることを期待してますし、それを見るのも楽しみです」と話した。

続きを表示

2021年12月24日のニュース