ソフトB・千賀「絶対勝つ」 9・15は恩人川村コーチの命日 首位ロッテとの3連戦、先陣切る

[ 2021年9月14日 05:30 ]

キャッチボールで調整する千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは14日から本拠地に首位ロッテを迎え撃つ。6・5ゲーム差の4位に沈むチームを再浮上させるためには、負けられない3連戦だ。大事な初戦を託されたのは、前回登板に続いて中5日となる千賀滉大投手(28)。現在4連勝中の鷹のエースは「勝つ!」を5度も繰り返し、闘志を前面に出した。15日の川村隆史コンディショニングコーチ(享年55)の命日を前に快投をささげる。

 念じるように連呼した。勝つ、絶対勝つ、絶対に勝つ!初陣を落とせば2度目の自力V消滅となるロッテ戦。2戦連続での中5日登板となる千賀は気持ちを前面に出した。

 「チームが勝つように。それだけを思って投げたい。もう絶対勝つだけです。何も考えず絶対勝つだけです。その一言です。そんなの関係ない。絶対に勝つだけ、チームが勝つように」。何を聞かれても返答は同じ。「勝つ」を5度も重ねた。

 右腕は後半戦4連勝中。無双状態を継続中だ。対ロッテは後半戦初めてで、前半戦の雪辱マウンドとなる。

 左足首じん帯損傷からの1軍復帰登板となった7月6日の前回のロッテ戦は悪夢だった。2回2/3、自己ワースト10失点KO。惨劇から約2カ月がたち、復調の感触が悪いイメージを上回る。相手すら気にせずに、強気を貫く。

 「カードごとで(相手の)勢いは変わります。そんなに僕自身、相手に対して思っていない。とにかく自分がやれることを全力でやるだけ」。現在、2日楽天戦の7回から8イニング連続無失点中。逆転優勝のために永遠のゼロを目指すだけだ。

 登板翌日の9月15日はチームにとって忘れられない日だ。昨年の同日に、川村隆史コンディショニングコーチ(享年55)がくも膜下出血で急逝した。千賀を入団時から成長を見届けてくれた恩人なだけに「川村さんに対しての思いは僕だけではない。みんな強くある。そこに対し強い思いを持って投げようと思います」。意地でも好投で弔う。

 この日の投手練習を見守った森山投手コーチも、安心してカモメ退治に千賀を送り出す。「前回とは気力が全然違う。“やらなイカン”と気持ちも入ってくる。エースだからピシャッとやってくれるでしょう」と期待した。

 現在、チームは首位ロッテと6・5ゲーム差の4位。この3連戦の結果次第で逆転優勝が絶望的となる可能性もある。同コーチは千賀の今後について「どうしましょう。中5でも中7でも登板数は変わらない。それは考えましょう」と思案中だ。ロッテ戦の次は18日からの楽天3連戦。中5で20日の第3戦に投入するか、中7日で再び22日のロッテ戦にぶつけるか。両にらみで、エースを待機させる。全ては初戦の千賀にかかっている。(井上 満夫)

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