巨人・原監督 緊急リリーフ、初球勝ち越し2ラン被弾の田中豊には「そういうこともあるでしょう」

[ 2021年9月14日 21:31 ]

セ・リーグ   巨人2―3DeNA ( 2021年9月14日    東京D )

<巨・D>7回1死一塁、牧に勝ち越し2ランを浴びた田中豊 (撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人は2―3でDeNAに逆転負けを喫して連勝ならず。今季開幕から11戦負けなし(8勝3分け)だったDeNA戦で一転、昨年10~11月以来の6連敗(2分け挟む)となった。12日に2年ぶりの6連敗を止めて2桁に復帰した貯金も再び1桁の9となっている。

 巨人は1―0で迎えた6回に桑原から同点弾を浴びた先発右腕・山口が7回にソトへの危険球で退場。緊急リリーフとなった田中豊が代わりバナの初球を牧に2ランされ、これが決勝点となった。試合後、巨人の原辰徳監督(63)は「1球のアクシデントがああいう形に」と問われると「まあ、でもね、もうちょっと打線が点をというところでしょうな」と2試合連続の5安打2得点に終わった打線に言及。1番・吉川、2番・松原と昨季の形に戻したことについては「まあ、去年というのは別に意識はしてないですが、えー…そうですね。そういうことですね」とし、より機動力が増したのではと聞かれると「そうですね。やっぱり何て言うかな、中心選手がやっぱりね」とコメントした。

 これまで2番だった坂本を4月7日の阪神戦(甲子園)以来5カ月ぶりに3番へ配置したが「そうですね。まあ、悪くないと思いますね」と原監督。初回は1死から松原が左前打で出塁し、坂本の中前打で松原が一気に三進する好走塁を見せてチャンスを広げたが、この1死一、三塁の先制機に主砲・岡本和が遊ゴロ併殺打に終わった。「まあまあ、お互いに言えることだから」と先制機をつぶしたことについては受け流した指揮官。2点を追う8回には小林の代打に出た先頭・大城が右翼線二塁打で出塁し、代打・ウィーラーの右邪飛で三塁に進むと、代打・ハイネマンの来日初打点となる中前適時打で1点を返して1点差とした。だが、4連続代打となった北村は見逃し三振、4月7日の阪神戦(甲子園)以来5カ月ぶりの先発3番となった坂本も空振り三振に倒れて追いつくことはできなかった。

 8回、先発右腕・ロメロに右打者のウィーラー、ハイネマンを代打に起用したことについては「パワーピッチャーだからね。そういうところで2人の外国人選手を起用したということですね」と原監督。9回を3者凡退に仕留めたデラロサについては「今日は良かったと思いますね」、代わりバナの初球を勝ち越し2ラン被弾となった田中豊については「まあ…ベストを尽くしたわけだからね。そういうこともあるでしょう」、7回途中2失点で5敗目(2勝)を喫した山口については「メリハリ効いて、ボールも走ってたし良かったと思いますね」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月14日のニュース