日本ハム 3連勝ならずも栗山監督は攻めの姿勢を評価「あそこは行くべき。ナイスラン」

[ 2021年9月14日 23:20 ]

パ・リーグ   日本ハム1―3西武 ( 2021年9月14日    メットライフD )

ベンチの栗山監督
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 日本ハムは序盤の失点を返せなかった。先発・池田が3回途中KO。打線も西川のタイムリーによる1点だけで、連勝は2でストップした。でも、確かな光がある。栗山監督はこう語気を強めた。

 「攻めまくらないと流れなんか来やしないから」。それは3回の西川の次の塁を狙う姿勢についてだった。

 0―2で迎えたこの回。先頭の浅間が敵失で出て、続く西川が右中間二塁打で1点を返した。栗山監督が指摘したのは、その直後の場面。3番・野村の浅い中飛で二塁走者の西川がタッチアップした。中堅手・岸からの三塁送球は左翼寄りに逸れ、タッチをかわして滑り込んで判定はセーフ。しかし、西武・辻監督のリクエストでリプレー検証後にアウトに覆った。紙一重のプレー。セーフなら1死三塁となり同点のチャンスだった。

 結局、3回は1点止まりで試合も1―3で敗戦。それでも、栗山監督は言った。「あそこは行くべき。ナイスラン」。攻めなければ最下位からの逆襲などあり得ない。西川の走塁に見えたのは、最後まで決して諦めないチームの姿勢だった。

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