阪神・秋山 17日から中日2連戦でブルペン待機か リーグトップ10勝右腕がフル回転

[ 2021年9月14日 05:30 ]

<広・神(18)> 雄たけびをあげながら力投する秋山(撮影・大森 寛明)
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 阪神・秋山が、17日からの中日2連戦でブルペン待機する可能性が出てきた。青柳と並びリーグトップの10勝を挙げている右腕がフル回転で優勝争いをするチームに勢いを与える。

 今週は5試合しか組まれておらず、先発5人で回すことが可能。ヤクルト戦には青柳、伊藤将、中日戦には高橋、西勇が濃厚だ。19日は巨人戦が控えるが、矢野監督は12日のDeNA戦で6回5失点に終わったガンケルについて「いくよ」と中6日での登板を示唆。7回1安打1失点と快投した11日の広島戦で2年連続の2桁勝利を達成した秋山の登板間隔が空く形となった。

 本来ならローテーションを一度飛ばす場合は、11日の登板翌日に抹消し中継ぎ投手や野手を補充するが、右腕は出場選手登録されたまま。抹消期間の10日の間に登板機会が巡ってくる可能性の裏返しと言える。矢野監督は変則日程での投手起用に関して「まだ、何かそのどうこうするつもりはない」と多くを語ることはなかったが、中日戦で秋山が中継ぎの1人としてスタンバイする可能性が高くなった。

 今季は7月9日の巨人戦で6回1失点で好投した5日後の14日DeNA戦で中継ぎ登板。チームは敗れたものの、2回無失点と好投して貢献した。この時は先発登板の翌日に矢野監督から「中4日だけどいけるか」と打診され「全然行けます」と返答したことを指揮官が明かしている。

 右腕の次回先発は23日の中日戦になる見込みで、翌週は30日の広島戦の予定。中継ぎ→先発→先発と今月残り3度マッチアップする中日には1勝、防御率0・64、広島には5勝(1敗)、同1・49と文句なしの相性を誇る。ヤクルト、巨人と三つどもえの優勝争いの中で最多勝のタイトルも狙う“キラー”が、着実にチームに白星をもたらす。

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