阪神・大山 得意ツバメ撃ちで4番奪い取れ! 井上ヘッド「まだ使わない。気が付けばっていうのがベスト」

[ 2021年9月14日 05:30 ]

9月月間打率・395と絶好調の阪神・大山
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 4番を奪い取れ!阪神・大山悠輔内野手(26)は14日のヤクルト戦も「5番・三塁」での先発出場が濃厚となった。井上一樹ヘッドコーチ(50)は同2連戦でも4番で起用しないことを明言した。ただ、9月は月間打率・395であることに加え、対戦打率・327はセ・リーグ内のチーム別ではトップ。データの後押しも受け、復帰への足がかりとする。 

 まだまだ、打ってもらわないと困るぞ!そんな期待の裏返しなのだろう。14日からは、3位・ヤクルトとの2連戦。7日からの前回3連戦は1勝2敗で負け越しており、より一層、打線の奮起が求められる。ならば、そろそろ大山を4番に戻しても良いのでは……。周囲から聞こえてくる声に対し、井上ヘッドコーチの下したジャッジは「NO」だった。

 「大山はまだ4番では使わない。もちろんだいぶ(状態は)上がってきてはいるんだけど、(調子が)上がってきたらすぐ4番っていうのもまた、策がない感じもする。今は4番ではないけど、4番という看板を背負っている選手。最後は(4番に)着地したいなと思っている」

 復調の兆しがあるのは、誰が見ても明らかだ。8月は月間打率・196と不振にあえぎ、同28日広島戦ではスタメン落ちした。以降の13試合は6、7、6、5番と打順を転々。4番からは外れたままだが、9月1日の中日戦で決勝打を放ってからは上昇の一途を描く。4日の巨人戦ではビエイラの内角156キロを捉えて、逆転サヨナラ2ランを放った。お立ち台で何度も「死ぬ気で」と繰り返してきただけあって、10試合で打率・395、2本塁打、8打点。3度の決勝打と勝負強さも見せる。

 「7、6、5番と徐々に来て、気が付けば4番じゃんっていうのがベストかなと思っている」と語る同コーチにとって、試金石としたくなるのが今カードだろう。今季の打率・327、13打点はいずれもセ・リーグ球団別でトップ。8日の対戦では大下から決勝2ランをかっ飛ばすなど、3本塁打をマークしている。大山自身はかねて「どこが相手だろうがやることは変わらない」と話しているが、チームにとって重要な2連戦になることは確か。相性の良さにも後押しされ、勝利につながる快音を響かせたい。

 「5番・三塁」での先発が濃厚だが、目下5試合連続安打と期待度は高い。残り33試合。この手で4番を奪い取り、そして16年ぶりVへ――。試練を乗り越えた大山なら、最高の青写真を描いてくれるのは間違いない。(長谷川 凡記)

 ≪最短21日にも優勝マジック点灯≫首位阪神に優勝へのマジックナンバーが点灯するのはいつか気になるところ。だが、最速で点灯する可能性があるのは3位のヤクルトで19日。残り試合を多く残していることと、14日からの4試合が阪神、巨人という上位チーム相手であることが理由だ。14日からヤクルトが5連勝し、阪神と巨人が18日まで4連敗。さらに19日に巨人が阪神に勝つとヤクルトにM28が点灯する。阪神の最短は21日。同日まで6連勝した上で、ヤクルトと巨人が全敗し、ヤクルトと巨人の直接対決2試合がヤクルト2勝以外の時にM22か21が出る。

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