智弁学園 西村&小畠の2枚看板で強力打線ピシャリ 甲子園での横浜零敗は78年夏以来、77試合ぶり

[ 2021年8月22日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権大会 2回戦   智弁学園5-0横浜 ( 2021年8月21日    甲子園 )

<智弁学園・横浜>8回無失点の投球を見せた智弁学園・西村(撮影・河野 光希)
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 智弁学園が誇る左右の2枚看板で横浜の強力打線を零封した。横浜の甲子園での零敗は78年夏の3回戦・県岐阜商戦(0―3)以来77試合ぶり。快挙の立役者は左腕・西村王雅だ。8回無失点だった初戦の倉敷商から中9日の先発で、またしても8回7安打無失点の快投を演じた。

 「走者を出したが、山下や岡島を中心に、周りがすごく声かけてくれた。バックを信じて思い切って投げた」

 初回以外は毎回走者を背負ったが、粘り強い投球で得点を許さなかった。7回2死一、二塁では安達大和に左前打を許したが、左翼・前川の好返球で本塁タッチアウト。味方の堅守にも助けられた。8回に小坂将商監督から交代を打診され123球で降板。9回は右腕の小畠一心が3人で締めた。

 西村は甲子園3勝目。90年夏に平安(現龍谷大平安)のエースとして2勝した父・基治さんを超え「目標にして今までやっていた。追い越せてすごくうれしい」と笑顔を見せた。指揮官も「試合をつくってくれている。リズムもいい」とたたえた。

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